イスラム文化圏のハラムについて

非常に乱暴な私見ですが、産業が発展・衰退した先進国の例を見ると、
ピークを過ぎた国は観光で生き延びるしかないのかもしれないと思うことがあります。

日本がピークを過ぎた国とは思いたくないですが、
日本の良さを世界中の人々に体験してもらえるよう、観光にもっと力を入れれば
地方に活路が見出せるのではないかと思っています。

北海道新聞によれば、イスラム文化圏からの北海道への観光誘致に向けて、勉強会が開かれているようです。
観光で外せないのは食事ですが、イスラム文化圏には宗教上のハラル(戒律に沿った許された食事)とハラム(許されない食事)があり、正しく理解することが重要になります。
羊、牛、鳥などはハラルですが、ご存知のように豚肉などを使った料理はハラムで、それを加工したもの(ハム、ウィンナなど)もハラム、豚肉を調理した器具で他のものを調理したものもハラムと、ホテル業界には必須の知識になります。
今時分からピークを迎えるカニはハラム(許されない食事)になるようです。

旅行会社である「フィールジャパン with K」社・社長のお話が、北海道新聞に載っていますので、引用させていただきますと、イスラム文化圏では、「家族旅行が中心で、他人が一緒の温泉入浴は宗教上の理由で好まれない」「トイレは男性も個室を使う」、ハラルについても「個人間で意識に差があり、酒を飲む人もいる」「日本の米は好評。日本茶は甘くないとして好まれない」など、実体験から得たお話が書かれていました。

筆者は、世界のおみやげマナー集という記事の中で、「犬は好まれないので、イスラム圏へのお土産に犬グッズはタブー」という話を書いたことがありますが、犬のマスコットやハンカチ、ぬいぐるみなど可愛いと思うものでも、ところ変われば、失礼になってしまうようです。

まず相手を理解し、こちらも理解してもらう関係が築ければ、もっと来日する外国人が増えるかもしれませんね。


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