節電とキリバス

mauri!(マウリ:キリバス語で、こんにちは)

ミクロネシアの一番端、太平洋のど真ん中にあるキリバス共和国の民家には、壁がない。
ヤシで葺いた屋根と四隅を支える柱だけである。潮風は家を素通りして、
サンゴ礁でできた平均海抜が2mにも満たない島中を吹き抜ける。

年間平均気温は25〜33℃、なんてたって赤道直下である。
ジリジリ照りつける太陽はハンパない。壁がないのも生活の知恵というもの。

キリバスは日付変更線のすぐ西にあるため、地球上で一番最初に夜明けを迎える。
人々は、朝日とともに起きて、夕日とともに寝る。

眠くなったら昼寝し、お腹が空いたら海に潜って魚を撮ったり、
椰子の木に登って椰子のジュースを飲む。そしてまた眠くなったら寝る。
まるで自然の一部であるかのように、人々の暮らしは流れる。

なんとも羨ましい話ではないか!

キリバスの就労可能人口の20%が賃金労働者で、
後は前述のようにお金がなくても暮らしていける。

東京では、暮らしを支えるために貨幣経済の中で働かねばならない。
連日、30℃を越える暑さの中、クーラーなくしては仕事ができない。
扇風機でがんばってみたものの、33℃になると、もうダメ、クーラーは神である。

折りしも節電ど真ん中。
貨幣経済から逃れられないのなら、生活習慣を見直すしかない。
自然豊かなキリバスのようにはいかないが、
せめて朝日とともに起きて、夕日より少し遅く寝ることにするか。

さて、しかし、日本のお土産屋としては彼の地に何を持っていけばよいのだろう。



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