神楽坂で見つけた日本の夏

庭に錦鯉が泳いでいるイタリアン

イタリアンのお庭で泳いでいた錦鯉

所要があり、先日、久しぶりに神楽坂を訪れました。

30年前のおじ様の街・神楽坂を知っている者にとっては、
昨今のフレンチの激戦区・神楽坂には目を見張るものがあります。

石畳のかくれんぼ横丁、芸者新道には、粋な黒塀の在りし日の料亭を
そのまま活かしたフレンチがぽつりぽつりと点在し、外国人の目から見ても、
日本人の目からも異国情緒たっぷりです。

庭に錦鯉が泳いでいる料亭がイタリアンだったり、
迷路に迷い込んだかのような坂を曲がると、
次は何が現れるのかワクワクします。
このちょっと小粋な坂道がパリのモンマルトルに似て
いると言われる由縁かもしれません。

シャンソンと焼き鳥の匂い

神楽坂には日仏会館があるためか、昔からフランス人が多く住んでいて、
坂を歩いていても、後ろから聞こえてくるのはフランス語だったり英語だったり。

日曜日の商店街にはシャンソンが流れ、焼き鳥の匂いが漂います。
このアンバランスがいかにも神楽坂らしい。

フランス人が経営している店も目立ち、その1軒には“8月一杯お休みします”
の貼紙があり、郵便受けには郵便物が溢れていました。

フランスへ里帰りしているのでしょう。
きっと9月には新しいお料理がお目見えするかしれません。
土産話しも楽しそうですね。


セミすら神楽坂チック

ランタナにとまっていたセミの抜け殻

神楽坂若宮八幡宮の角を曲がり、道なりに歩くと、アグネスホテルの前に出ます。
こじんまりとした気持ちの良さそうなホテルで一度利用したいと思っていますが、
未だ果たせていません。

前のブラッセリーでケーキを買い求め、一休みしていると、
ランタナの花の上にセミの抜け殻を見つけました。

樹木ではなくランタナというところが、お洒落で思わずパチリ。
鮮やかな花に止まって一生懸命、殻を脱いでいたのかと思うと
セミすら神楽坂チックです。


夏を楽しみに変える江戸の知恵

神楽坂で見つけた風鈴

小栗横丁から謎めいた坂を昇ると、鳥茶屋の前に出てきました。
軒下には、ほおづきの鉢に風鈴が涼しげに揺れていました。

連日、暑くて暑くて十分過ぎるほどの夏なのですが、
ほおづきと風鈴の組合せに、うだるような夏さえも楽しみに変える
江戸の知恵を見た思いがしました。

日本土産に、ほおづきの鉢は無理ですが、
ほおづきランプや風鈴はいいかもしれませんね。




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